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News帯状疱疹ワクチン接種をお勧めします。(特に50歳以上の方)
2021年09月23日
帯状疱疹とは水痘ヘルペスウイルスによる感染症であり、発疹と強い痛みを伴う神経痛で発症します。抗ウイルス薬により症状は改善しますが、長期間にわたり神経痛が残ることもあり、また発症する場所によって、視力低下や脳障害による認知機能低下を起こすことがあります。
幼少時水痘(水ぼうそう)に罹患したり水痘ワクチン接種を受けている方でも、50歳を超えると免疫力が低下して、帯状疱疹を併発するリスクが上昇するとのエビデンス(科学的根拠)も証明されており、厚労省でも帯状疱疹ワクチンの接種を積極的に勧めております。
当院では帯状疱疹ワクチンとして生ワクチンと不活化ワクチンの接種が可能です。
生ワクチンは従来から使用されているワクチンですが、抗体を産生できる確率は50%程度であり、5年程度の予防効果しかありません。また生ワクチンであるため、他のワクチンを接種するために、ワクチンの種類によっては4週間程度の期間を空けなければならないものもあります。(生ワクチンのため妊婦やステロイド、免疫抑制剤投与中の方は接種できません)
不活化ワクチンは抗体を産生する確率は90%以上と言われており、予防効果も10年以上あると言われております。不活化ワクチンであるため、他のワクチンを接種するまでの期間を空ける必要はありません(コロナワクチンに関しては2週間必要です)
このため、アメリカなど諸外国では現在不活化ワクチン接種を推奨しております。
特に50歳以上の方や、これまでに帯状疱疹を経験された方は、帯状疱疹ワクチンの接種を強くお勧め致します。
※ワクチン接種希望の際は事前連絡が必要です。お電話にてご相談下さい
☎︎03-5856-0715
※生ワクチンは1回7000円、不活化ワクチンは2回接種が必要であり1回22000円です。