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News子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種可能です。
2022年08月17日
当院では子宮頸がんワクチン接種が可能です。ワクチン接種は初回と2ヶ月後(4週以上経過後)、6ヶ月後(2回目より3ヶ月以上経過後)の3回接種となっております。
当日は身分証明書(保険証など)と接種券、問診票、母子手帳などをご持参の上、ご来院下さい。
接種時の痛みや不安感などで迷走神経反射などを起こす可能性もあり、接種日は保護者同伴の上、受診されることをお勧めします。
ワクチン接種はお電話にて予約となります。(予約日から1週間程度空けてご予約下さい)
☎︎03-5856-0715
接種時の疼痛対策として事前に経皮吸収の麻酔薬も販売しておりますので、ご希望の方は電話にてご要望下さい(自費にて500円)。接種前に使用法の説明をする必要があるため、事前に受診する必要がありますのでご注意下さい。(ご家族の方の代理でも可)
※子宮頸ガンワクチンについて
ヒトパピローマウイルスには200種類以上のタイプがあり、その中で子宮頸がんを発症する可能性の高い4種類のウイルスに対するワクチンがガーダシルです。
ガーダシルはウイルス本体ではなく発がん性のDNAを含まず、似たような粒子で作られているワクチンであり、ワクチンによって発癌したりウイルス感染することはありません。
ただし子宮頸がんを発症するすべてタイプのワクチンではないため、発症を100%予防することはできません。(より効果の高いワクチンもありますが、日本では公費負担の適応外です)
接種後は患部の痛みやほっ赤、腫脹などが起こりやすい副反応ですが、稀に頭痛やめまい感、胃腸症状、倦怠感などを感じることがあります。重篤な副反応としては過敏反応やギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎などを起こす可能性はあります。副反応は通常、数日でおさまることが多いので過度な心配をする必要はありません。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス感染のより起こるとされており、日本では年間約10000人の女性が発症し、約2800人が亡くなってます。子宮頸がんは初期には症状がほとんどなく、症状が現れた時には進行していることが多いため、ワクチンによる予防が重要です。感染後の予防は困難なため感染前の接種が必要であり、10代での接種が推奨されております。